AISPAについて
Association of International simulated patients for multicultural healthcare (AISPA)
多様なヘルスケアのための外国人模擬患者協会
目的
本邦の在住外国人口は毎年増加しています。医療現場に目を向けると外国人患者さんの受け入れ体制が整っていないことは、長年の課題でした。しかし、日本政府は、2012年から外国人患者受け入れ認証制度(JMIP)を開始、2016年から医療通訳者養成の取り組みに着手しました。2019年から厚生労働省は外国人患者を受け入れる医療機関の拠点化整備を始めました。制度や態勢づくりは始まったものの、現状は医療スタッフに対する教育が進んでいません。そのため、現場当事者である医療スタッフの皆さんが外国人患者への対応方法を学び、医療サービスの提供者と利用者のニーズ理解を深める機会づくりを通じて、よりよい医療環境づくりを目的に、外国人で構成される外国人模擬患者団体を設立したいと思います。
活動内容
1.シミュレーションプログラムへの参加
1)病院または施設に行き、シミュレーションプログラムのシナリオに沿って、患者役を行う
2)シミュレーションプログラム終了後、医療者にフィードバックを行う。
2.研修
1)模擬患者としてのルールを学ぶ。
2)シナリオの確認をし、模擬患者としての練習を行う。
※年に2-3回の研修会を行う予定で、いずれかの研修会に参加の上で、シミュレーションプログラムへ参加のこと。
模擬患者として登録することについて
- シミュレーションプログラムを行う日程を一斉に連絡
- 日程が合う人がプログラムに参加の意思を伝える
- シミュレーションプログラムの詳細が送られてくる
- シミュレーションプログラムを行った様子はHPで公開
活動へ参加することのメリット
- 日本で初めての医療に特化した外国人模擬患者団体のメンバーとなる
- 日本の医療の質の向上に貢献できる
- 医療者や医療者となる学生の育成へ貢献できる
- 病院で不快な思いをしている外国人への支援となりうる
その他
ご質問がある方はいつでもご連絡ください。